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芙蓉開発株式会社

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福岡県の新型コロナ宿泊療養向け健康管理システムとして『安診ネット One』が採用

2021.06.17

製品情報

芙蓉開発株式会社(本社:福岡県福岡市、グループ代表:前田俊輔、代表取締役:野中美和)(※1)の「安診ネット One(※2)」を長野県に続き、福岡県の新型コロナウィルス(COVID-19)感染症軽症者等受入宿泊療養施設における療養者に対する遠隔健康管理システムとして、ご採用、導入いただきました。

■安診ネット Oneの特徴

COVID-19感染症の軽症者や無症状者に対し、医療者配置が十分でない(宿泊療養施設を含む)在宅医療での健康管理体制は喫緊の課題です。医師や看護師の感染を予防しつつ、急変した感染者の重症度評価を行い、病院搬送患者のスクリーニングすることが重症化予防につながります。そこでCOVID-19対策として、安診ネット Oneは以下の独自の特徴で貢献しています。

(1)体温・酸素飽和度といったバイタルサイン、症状、既往歴を医療関係者が簡単に把握できる簡易型電子カルテとして、迅速に宿泊療養の医療管理体制の構築を支援
(2) 発熱やその他バイタルの変化に関して、重症化リスクをトリアージとして算出し、病院搬送のスクリーニグや看護師の観察優先度を決められる
(3) 四階層の情報共有が可能で、現場だけでなく、遠隔の医師やさらに全ての療養者様を把握しておきたい自治体や保健所とのダイレクトな情報共有ができる

このシステムにより病棟管理と同様の観察管理体制が宿泊療養においても可能となり、更に重症度評価により、病院搬送のタイミングを図ることが可能となります。

■安診ネット Oneの利用方法

療養者様が毎日体温や血圧といったバイタルデータと症状をスマホアプリにてご自身で入力します。そのデータを看護師は患者様と接触することなく、タブレットでまとめて確認することができ、療養者様の毎日の状態を細かくヒアリングし、安診ネット Oneに記録していきます。
療養者様の容態に変化があった場合は、医師と日頃のバイタルデータや症状、看護師の記録を共有し、受診の必要性などの判断の材料や受診時の1つのデータとして活用していただきます。

現在、COVID-19感染症は、医療従事者だけでなく各自治体の業務負担も大きいことが実情です。アプリで簡単に感染者ご自身がバイタルや症状を入力することにより、これまで看護師が電話などで行ってきた状態確認が大幅に効率化されます。また、現場の看護師が医師に説明するときにも、同じ記録を確認しながら状況を共有し、感染者への対応などを決定することができるようになります。
私たち芙蓉開発は、安診ネット Oneを通してコロナ禍におけるこの状況に貢献していきたいと思います。

※1: 芙蓉開発株式会社
芙蓉グループ全体を通して、医療機器の開発を始め、医療法人として病院や介護施設の経営、建設・不動産などの事業を展開しています。病院や介護施設といったグループの資源を生かし、日本の遠隔医療や医療用AIの可能性と有用性について検証・啓蒙活動も行っています。
https://www.fuyo-group.com/

※2: 安診ネット One
バイタルを入力することで、個人ごとの異常値を検知し、疾患の早期発見や重症化予防に貢献するシステムです。介護事業者様や医療機関での健康管理にお使いいただけます。また現在は、在宅医療の場での効果を明らかにするために、実証実験を行っています。
http://one.anshinnet.net/

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